投句ライフ丸1年(かわいい句には旅を)

生まれて初めての投句機会は昨年5月のいるか句会でした。これがきっかけで投句の楽しさを覚え、それ以来、主に「俳句ポスト365」とNHK俳句に投句をするようになりました。それまでは、どこにも投句することもなくひとりで俳句を作って楽しんでいたのですが、投句をするようになって、楽しみが増えました。2週間に一度の「俳句ポスト365」の発表日とNHK俳句のテキストの発売日です。堀本先生主催の蒼海俳句会に入会し、この季刊誌にも投句を始めたので、新たに3か月一度の楽しみも増えました。

投句をするようになって変わったことは

  1. 俳句を真剣に作るようになった
  2. 作句数が格段に増えた
  3. 苦手な季語にも挑戦するようになった

です。まず、1については、以前はいいかげんに作っていたわけではないのですが、投句をするということは、プロの先生に評価をしてもらえることになります。少しでもいい句を、選んでもらえるような句を作ろうという気持ちが強くなるので、真剣度合いがこれまでとは違います。したがって、2. の作句数の増加につながりました。これまでは年間せいぜい100句ぐらいでしたが、この1年で500句は投句したと思います。当然没ににした句も多数ありますので(どちらかというとそっちのほうが多い)、それも含めると1,000句以上作句したと思います。多作多捨を実践できたと思います。

そして、それまでは、時候の季語や天文の季語など、作りやすい季語ばかりで作句していましたが、たいていは難しい兼題が出されるので、これまで避けてきたような季語に挑戦するようになりました。それによって、季語や俳句の理解が深まったような気がします。また、発表された優秀な句を見ることで、どのような発想をすればいい句ができるのかなど、とても参考になります。いいことだらけです。

こんなことなら、もっと早くに投句を始めればよかったと大後悔しています。俳句に興味はあるけど一歩が踏み出せない方、ひとりでこっそり俳句を作って楽しんでいらっしゃる方、是非投句をおすすめします。まず、俳句ポスト365から始めてみませんか。

サイトのタイトルを「かわいい句には旅を」に変更しました。先日参加した夏井先生の講座で、「俳句をやる人はみな自分の句がいちばんいいと思ってるんです。だから、句会では自分の句を選んではいけないというルールがあるんですよ。句会などで自分の句を投句して、他人の目で客観的に評価してもらうことが大事なんです」というような趣旨のことをおっしゃってました。へえ~と思いました。私も自分の句はかわいいです。「そんなかわいい句を旅に出し、世間の荒波にさらしていこう(つまりどんどん投句しよう)」という思いで、「かわいい句には旅を」というタイトルに変えてみました。

実質的には来月から俳句2年生。ストッ句もかなりたまってきたので、当季雑詠で投句できるような新たな投句場所を探してみたいと考えています。

 

 

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