2021年の自選10句と今年の振り返り

毎年やっている自選10句。今年もやっておきたいと思います。この1年で何らかの選を受けた99句の中から、好成績だった句、自分で気に入っている句や思い入れのある句を10句選んでみました。

◎ 大股で歩く四日の御堂筋(ラジオまどんな、神野紗希先生選「特選」(1/4放送))
◎ 猫なのでへつらひません春の雪(第2回猫俳句大賞、新井素子選「佳作」)
◎ 巻き舌が上手にできてヒヤシンス(角川『俳句』2021年6月号「令和俳壇・雑詠」対馬康子先生、五十嵐秀彦先生選「秀逸」)
◎ 朧夜の降車ボタンを押しにけり(岩波『世界』8月号、池田澄子先生選「佳作」)
◎ 向日葵が何か叫んでゐるやうな(NHK俳句、片山由美子先生選「入選」(7/4放送))
◎ 蟷螂の渡世人めく日暮かな(『蒼海』11号、堀本裕樹主宰選「推薦」)
◎ 農家食堂デザートは柿のジュレ(ラジオまどんな、神野紗希先生選「特選」(11/1放送))
◎ なりゆきで過ごす一日帰り花(角川『俳句』4月号、星野高士先生選「推薦」)
◎ 日蝕を蜜柑並べて教へけり(『蒼海』12号掲載)
◎ 神様の悪口言うておでん酒(『蒼海』12号、堀本裕樹主宰選「推薦」)

今年は、仕事面と健康面ではいろいろ大変な1年でしたが、俳句生活ではいいことがいっぱいありました。

まず、2月に猫俳句大賞で新井素子さんに「佳作」に選んでいただきました。そして、3月には『蒼海』11号で、堀本主宰から初めて念願の推薦を受けました。今年の目標のひとつとして掲げていたことが叶いました。そして、6月には、『蒼海』12号でまさかまさかの巻頭に掲載していただきました。7月にはNHK俳句で片山由美子先生の入選9句に選んでいただき、番組で紹介していただきました。『蒼海』12号で推薦を受けた「神様の悪口言うておでん酒」は、12月の蒼海忘年会イベントの「みんなで選ぶ蒼海年間ベスト10句&堀本主宰の年間特選句」で会員が選ぶ蒼海年間ベスト10句のなんと6位に選んでいただきました。

来年の目標は、今年同様蒼海誌で最低1句の推薦と蒼海賞の予選通過です。今年以上の結果が残せるように励みたいと思います。

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